わが国は、世界に類を見ない速さで高齢化社会を迎え、人生80年という時代に突入しました。そして、2020年にはほぼ4人に1人が高齢者という社会の到来が予測されています。高砂ロータリークラブでは、このような時代に即応し、プロバスクラブを設立することとしました。

プロバスクラブは、1962年イギリスに於いて世界で初めて誕生し、現在、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカでも結成され、活発な地域社会への活動を展開しています。

ところで、プロバスクラブとは、Professional Businessman（専門職業の実業人）のProとBusをとって作られた言葉で、専門職とか実業を定年となり退職したか、現在なお従事している60歳以上の管理職、元行政管理職、または他の権限のあった方々を対象として、相互の親睦を図りながら、何の束縛もなく自主的に自由な立場で、各自の長い人生経験のなかで培われた貴重な知識と体験を、次の世代に伝承していく活動を、地域に向けて行うことを目的とするクラブであります。

勿論、非政治的、非宗教的、非利益追求で、かつまた、非資金募集のクラブであるこのクラブは、月一度、クラブ会員によって定められた定例日時に食事を共にしながら懇談したり、識者の講演や会員相互の話を聞くなど、最小限の費用を各自の負担として行い、会員の総意に基づいて運営するものであります。

このような趣旨で、高砂ロータリークラブは、プロバスクラブを設立し、共に地域社会に奉仕し、高齢化社会を意義あるものとなし、共に生きる社会を創造していきたいと念願しております。